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ヒマワリ

お題wo次々ケリ倒していこうZE☆
略して「お題ケリ倒し企画☆」中!

ヒマワリ


僕の友達に、ナチュラリストというのかベジタリアンで、なるべく
添加物の入っていない物を使用するんだという人がいる。
一方で、しっかり便利な文明物とでも言えばいいのか、
ウォシュレットに床暖房完備の家に住む。
そんな都合良く見えるようなナチュラリスト?な友達の家へ遊びに行った。

彼の性格は、僕みたいにガツガツもしていないし、
良く言えば穏やかで真面目で、悪く言えば面白みが無い。
そんな彼にどうにかして感情をもっと表に出してやろうと、
そんな彼を見てみたいと、イタズラ心が湧いてくる。

リビングでオシャレな椅子に落ち着いていると、コーヒーを出してくれた。
拘りなんだろう。無農薬なのかも知れないコーヒーを飲みながら話し始める。

「やっぱりモカがいいなぁ酸味は苦手だけど、香りは最高」
と、彼はにんまり顔をコーヒーに見せる。
僕もコーヒーは好きだけど、正直なんでも良い位で、まして
その後に続くコーヒーの話の内容については、相槌の達人と化すしかない。
「このコーヒーも勿論あれだよ。フェアトレードなんだ。
ちょっと値は張るけどね、マナーだと思う。」
広域で、ナチュラリストなのだろうか?、ナチュラリストって言葉でいいのか?
そう自分でよく分からないまま相槌と適当な表情の変化でやりきるかと
思ったけれど、イタズラ心が湧いてくる。

「でもさ、フェアトレードは良いけれど、豆を運ぶのに排ガス出し邦題の
40年落ちの車で運んでたとしたらどうする?」
答えなくてもいいほどの事でも、彼は考える。
そして、維持の悪い質問をした僕に対して少し怒る。
それでも彼は感情を表に出してくれない。

つまらない。

彼は都合の良いナチュラリストだ。
動物の命を絶ってまでお肉を食べようとは思わない。
けれど、植物だって生きているだろうし、人間の都合の良いように
遺伝子を操作され品種改良もされている。
それは良いのか?  そんなもんだろう。

つまらない話を延々として、帰り際にトイレを貸してもらった。
そしてお風呂のシャワーを外し、シャワーヘッドをかけるところに、
枯れたヒマワリをかけておいた。 
ナチュラリストは中途半端に都合よく石油製品だって使っちゃいけない。

帰ろうと、車を出した。そして随分と進んだ信号待ちをしていたら、
後ろの方から彼が車を飛ばして追いかけてきた。

車を端に寄せて車を降りると、彼も降りてきて
ヒマワリを手に声を荒げる。

僕はとにかく謝って、気が収まるまで待つ。

怒りをぶつけようと、ハイブリッドカーを飛ばして、
少々のガソリンと電気を垂れ流し一言言ってやろうと。

走って家まで来ればつまらない人間だろう。
僕の家に付く頃には、怒りよりも疲れから歩きだし、
枯れたヒマワリを片手に全力で走る自分の姿を想い、
創り上げた自分に戻り、笑顔で僕に忘れ物の枯れたヒマワリを
渡してくれただろう。

彼は人間味があって好きだ。

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郵便局

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郵便局


私はこの街でほぼ真ん中に建っている。
そして、周りに私ほど目立つ物は無く、よく目印に使われ、
毎日何処かで私の事を口にし、噂し、頼りにもされる。
まぁ、気は悪くはないけれど、それは日によるところでもある。

私だって郵便局としての仕事はやっているつもりで、それ以外の
使われ方、目印にされてもサービスの一貫だと思えなくもない。
けれど、機嫌の悪い日もあるんだということだ。

私の事を数ある建造物の一つだと舐めているのか、
酷い言葉を頭に付けて呼ぶ輩がいる。

「壁が崩れかけの郵便局の方」とか、
「あの剥げたペンキ色の郵便局」だとか。

生まれた時からあれば、建っていて当たり前で
少々の事は許されると思っているんだろうが、機嫌の悪い日の私は、
それを許せない。

だからそんな日は、そいつの顔を覚えておいて仕返しをしてやる。

今日はみんなが思っている正面入口は、お尻側だ。
いつもの裏口、従業員と業者が出入りする方が正面玄関だ。
客に対してお尻を向けるのは失礼かも知れないが、仕返しはストレス発散だ。

自動ドアの反応も少し悪くしてやる。
ATMのタッチパネルの反応も悪くしてやる。
番号札は3つばかり発行済にし、いちいちアナウンスさせて
繰り上げさせて待ち時間を少々長くしてやる。

もう少しお世辞の一つでも使えるようになったら、
お年玉年賀も当たるようになるかも知れない。

時間ぴったりに閉まるのは規則だから、そこは勘違いして
「また機嫌が悪いのね」
なんて思わないで欲しい。

短気なわけではない。

白熱電球

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白熱電球


LED電球に挟まれた白熱電球は、きっとストレスにまみれて
2日に1回は夕食も食べず、ベッドに倒れ込み朝まで動かないだろう。

「そろそろ交換か?」
と、LED電球達にからかわれても、
「い、いや~まだ大丈夫かなぁ。意外といけるで?」
と、多少肩を張って答えている。

「熱そうだけど??休憩したら?」
と、心配半分やっぱりからかい半分で聞かれても、
「冷夏らしいし、逆に貢献できてると思うわ。見た目ほど汗もかいてないしな」
と。

この国では隠居生活を迎えるだけど、
世界で食糧危機がもっと深刻化すれば、
タンパク源として昆虫が必要になるかもしれない。 
そんな時、白熱先輩が再び・・。

時刻表

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時刻表

青春18切符でのんびりと旅をする。
誰かと待ち合わせをしている訳でもなく、
たまたま立ち寄る予定の温泉宿が逃げる訳もないので、
時刻表なんて物は必要無い。
この旅に必要な物の中には時刻表は入らない。

私は、普段はそこまで人当たりも良くはないけれど、
旅となると無人駅が続き、人恋しくもなり、つい隣の人に声をかけてしまう。

青春18切符で旅をしている事から始まり、特産物や名所の話をして、
後は近所のおばさんと話す世間話と変わらない。
それが楽しいのだ。

そして締めくくりに、次の行き先やら宿やらと、
大体人の話なんて6割聞いていれば会話は成り立つんだと
納得するような、最初に話した事をもう一度話す。

「次はもう少し東の方へ行ってみようかと思います。
次の電車に乗れば・・・まだ夕方だというのに、もう終電でしたか。」

「すいません、この辺に泊まる所はありませんか?」

「あ、いえ、旅館で大丈夫ですよ、すいません気を使わせて」

「あ、えーと、すいません・・いいんですか?」

「どうもありがとうございます!すいません。お世話になります!」

こういう旅に必要な物は、こんな理想の旅展開を望みながら
寝床に就けるホテルを予約する事だ。

スプーン

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スプーン


娘と買い物に行った時の事。

私は独身の頃からウィンドウショッピングが大好きで、
雑貨屋さんでも何時間いても平気だ。
だからか、女の子との買い物も苦ではなかった。

今日のデートの相手は5歳になる娘だ。

娘は小さいながらも好きな色から何までママと同じで、微笑ましい。
性格まで似ている時は少し驚く。

嫁は自分に興味の無い物に対しては、値段最優先なのだ。
そんな所が娘にも出始めていた。


今日も特別何かを買いに来た訳ではないけれど、
大好きな雑貨屋さんに入る。

割りと買うまでが楽しい食器コーナーへ行き、
実際は少し食べにくいだろうなという器を眺めていると、

「パパー!こっちにキレイなスプーンが沢山あるよ!きてー!」
と、娘に呼ばれ、口に指をあて、シー!と言いながら娘の方へ歩く。

キラキラと光るフォークやスプーンを眺め満足そうな私と娘。
値段を見てみると、そこまでいい値段でもないので、これくらいなら・・・と、
「スプーンかフォークでも買おうか?」
と、娘に聞いてみた。そうすると、
「うーん・・・キレイだけど、向こうにもあったよ?こんなキレイじゃないけど、
みんなの分があるし安そうだからあっちのにしよう。」
と、娘は少し離れた売り場へ走って行き、そのスプーンを持ってきた。

「そうか・・でも、こっちのがキレイで色々選べるよ?」
と私が聞いても、娘は自分で持ってきたスプーンの方がいいと言いはる。

「じゃあ、それにしようか?」
と、私が折れて聞くと、満面の笑みで、
「うん!」

帰宅後、さっそくスプーンを使いたい娘は、
カレーかシチューをママへリクエストをし、買ってきたスプーンをママに見せ、
各スプーンが繋がっている輪っかを外して!と、頼んでいた。

娘がお得だと選んだスプーンは計量スプーンだった。

ママが私に向かって、
「どうして普通のスプーンにしなかったの?計量スプーンならあるじゃない!」
と、少々怒りながら言ってきたので私は、
「この子はママに似て興味の無い物は何よりお得感なんじゃないかな 笑」
と笑いながら答えると、ママは何も言わず計量スプーンの輪っかを外した。

そして、夕食。

「はい、今日は買ってきたスプーンで食べましょう」
と、娘がシチュー皿の横へスプーンを置いてまわる。そして、大きな声で

「いただきます!」

娘、は満足そうな顔で計量スプーンを使いシチューを食べる。
私は、ママが計量スプーンで食べるのを少し笑みを浮かべながら見てから
食べようと、計量スプーンに手をかけた。

スプーンが小さい。

もう一度娘とママのスプーン、そして自分のスプーンを見てみる。

一番大きなスプーンがママへ、そしてその次に大きなスプーンを
娘が使い、私は三番目のスプーン。

もう一度ママの顔を見ると、少し笑っていた。
娘は丁度いい大きさのスプーンらしく、満足そうだ。

娘なりに一番大きなスプーンは遠慮し、でも自分で選んだスプーンだから
その次に大きなやつを選び、あとは家で偉い人順に大きさを並べたらしい。

よくわかっている。

プロフィール

meganezokusei

Author:meganezokusei
人見知りで口下手です。
ちょっと頑張ってみます。

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